大学ねこ、逝く。

 

大学に住んでいた猫が亡くなりました。

入学以来、ずーっと一緒に過ごしてきた仲間のような存在でした。

別に大学が飼っているとか誰かが連れてきているとか、そういった猫ではなかったので、世間では野良猫と呼ばれる猫ちゃんなんですけど。

ずっと前から学内で暮らしていて、なんとなくみんなに受け入れられていた不思議な猫でした。時折生協委員の学生たちで身体をあらってあげたりしていたようです。人慣れしていて、賢くて。老猫なのは知っていましたが、なんでも聞いた話によると10年はこうして暮らしていたんだとか。大先輩でした。

 

自動ドアは自分で開けて、自分も学生だとでも言うかのように学内を歩き回っていました。講義の時にはふらっと現れて空席にちょこんと座っていることも。

夜遅く、司書課程の講義の時は建物の入口で待っていて、見知った顔が入ってくるとにゃーんと甘えた声で足元に擦り寄って、エレベーターや階段までもちょこちょこ着いてきました。わたしの膝の上で一緒に講義を受けたこともあったね。覚えているかなあ。

 

そんな勝手知ったる猫なので、誰に躾られたわけでもないのにあまり悪さはしませんでした。

お昼ごはんを狙ってくっついてきたり、膝の上で寝て寝ヨダレ垂らされたくらいしか思い出せないです。

 

みんなに愛されているといっても、やっぱり野良猫なのでお腹を空かせていまして時折カリカリやささみを持って行ってあげました。ちゃんと専用の寝床も部室棟の側にあったんです。

 

亡くなる前、体調を崩していた時にはボランティアの方が病院に連れて行ってくださったそうです。思えばあの頃、くしゃみや目やにが増えていたように感じます。

 

行事の時は決まって見物に出てきていたので、卒業式にも会えるかな?と思っていた矢先のことでした。

わたしがもっとマメに足を運んで様子を見てやれたらとか、もっときちんと面倒を見られるようになにか行動を起こしていたらとか。訃報を聞いたときから後悔は尽きません。

もっと側にいてあげられなくてごめんね。

来世はどうかうちの猫に生まれておいで。

 

たくさん遊んでくれてありがとう。

一緒にいられたのはわずかな時間でしたが、みんなあなたの事が大好きでした。

 

またね、ケンタ。



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R.I.P.